Keep Moving

バドミントンのメモ

2019-01-01から1年間の記事一覧

執着、真剣味、集中力

最近はもっぱら腰で動くことと、心の持ち方ぐらいしか考えていないので、そこらへんの話になります。 以前は作戦を事前に立てておいて、それの通りに遂行するみたいなことをよくやっていましたし、逆に相手の癖や作戦をよんでそれを狙いに行くみたいなことも…

兵法の目付

最近、五輪書を読み返していて、そこでいう目の使い方がすごくしっくりきました。 大きく広く見る 常に視野を広く保つことはとても重要です。 一つはモノを見るときは動体視力よりも周辺視野で漠然と見たほうがより早くとらえられるからです。 もう1つは視野…

腰を運ぶ

フットワークは手を運ぶことではなく、体幹部を運ぶことであるというのをいつか見ました。 今の自分の感覚だと、腰を運ぶというのが正しそうです。 ここらへんは結局何を中心に置くかという話で、正解はありません。 なぜ腰かと言えば、腰が下半身と上半身の…

執着しない

レシーブで重要だと思っているのは、心を偏らせず、均等にすることです。 ネット際に相手が体ごと突っ込んできたり、こちらのロブが浮いたときはどうしても引いたり、力が入ったりします。 そうやって心が偏るとミスをしやすくなりますし、守備範囲は明らか…

最近の自分の感覚ではとりわけ意識していなかったので、書こうともしていなかったテーマです。 人間の身体は筋肉、皮膚、神経、腱、骨あたりでできていると思いますが、自分が一番意識しているのは骨です。 姿勢、動作、動きを考えるときに自分の中では骨を…

良い立ち方

このテーマだけで数年研究しているぐらいなので書くことは尽きないのですが、要点だけ書きます。 よい立ち方とは何かというと、どの方向にでも素早く動ける姿勢です。 もう1つ付け加えるなら効率よくというのも条件に入りそうです。 これらの条件を満たすに…

スイングの立ち方など

順序的にはテイクバック、ステップ、重心移動、スイング、フォロースルーです。 テイクバックの時に姿勢が崩れていないことがまず第1の条件です。 姿勢が崩れていないとは何かというと、まず軸足に乗れていることです。 股関節に体重を乗せ、膝、かかとまで…

足の粘り

早く、素早く動くときの脚の使い方のイメージを考えると、何となく地面を強くける、あるいは猫のように、忍び足のように動く感じだと思います。 ただ、本当にそうなのかなというところで考えているところがあります。 引退した黒田投手の投球の感覚は「軸足…

体の開きについて

一つの方法論として、オーバーヘッドを打つときは体をできる限りに開かずに打つというものがあります。 現実的には前で打とうとする限り、体を開かないというのは無理なので、つまるところ打つぎりぎりまで体を開かないというやりかたです。 テイクバックし…

3つの軸

昨日、書こうと思った話とは違う話になります。 中日ドラゴンズの吉見投手が言っている話に3つの軸という話があります。 投球の時は3つの軸が合って、それをきっちりまっすぐに保つことで安定感を保つというコツについて語っています。 1つ目の軸はテイクバ…

部分、全体、中心

最近、研究範囲が大分広がっていて、それをどうやってまとめようか考えていました。 上から、頭、首、鎖骨、肩甲骨、肩、肘、手首、指、胸骨、肋骨……と部分があって、それぞれを細かく使う方法があります。 指で言うと、広げる、閉じる、握る、曲げる、肘で…

腰で見る

相手を見て構えるときの表現として、「腰で見る」というものがあります。 もちろん実際に相手を見るのは眼ではありますが、相手をじっと目で見るという意識はあまりいい感覚ではありません。 意識が上半身に上がってしまって、いわゆる手打ちになりやすいか…

配球は読めない

ダブルスはダメもとで張ってもいいのですが、シングルスでは基本的に配球は読めないと考えるところから始めてもいいと思います。 試合の序盤、中盤、終盤で配球を変えてくる選手もいますし、こちらの動きを見て打つ瞬間に変えてくる選手もいます。 捨てても…

考える時間、考えない時間

先日、シングルスの試合があって、予選はリーグ戦形式でした。 この地区の大会に出るのが初めてだったので、あまり自分のスタイルを知られておらず、それを利用して何とかできないかなと考えました。 予選は2試合で1試合目は使う技術を絞り込んでおいて、2試…

トップを残す

バドミントンでトップという言い方をするのか微妙ですが、トップとは構えた時の右手、左手、腰の関係にタメがある状態です。 オーバーヘッドで打つときは必ず、右手、左手、腰にタメを作って打つと思います。 また、構えた時もこの3つの部分の関係はよいバラ…

足の裏について

最近はあまり意識していませんでしたが、テーマとして考えたいところです。 昔は足の裏や足首をかなり使っていて、足首を使って地面を蹴ってその反動で動いていました。 それで試合でも動けてはいたのですが、足首だったり、ふくらはぎを痛めるまではいかな…

バランスゲーム

ダブルスはともかく基本的にシングルスはバランスの崩しあいです。 ではバランスとは何かという話になるのですが、物理的に安定している状態ではありません。 シングルスはいやおうなくコートを常に動いているので、動きながらバランスをとらなくてはいけま…

内と外

バドミントンにおける動きを理解するときには内と外を分けて考えると便利です。 自然にラケットを構えた時に腕と体躯の間に隙間ができると思います。その空間が内で、それ以外は外です。 また、足で言うと足の間が内、それ以外は外です。 上半身の内は懐とも…

遅いカット

チャンスボールで打つカットには2種類あって1つは早いカットです。 これはスイング的にはスマッシュに近い速度で振って、真下に切るように打ちます。 フォームをできる限りスマッシュに近づけて、同じスイング前に落とすというのを狙います。 ただ、このカッ…

どこまでが体幹か

難しい問いですが、最近は膝、股関節、骨盤、背中、腹筋、脇腹、背骨、肋骨、肩、肘までが体幹として認識できています。 できる人に聞くと、胸骨、鎖骨、肩甲骨も自由にバラバラに動かせるという話ですが、そこまでの領域には達していません。 一番重要なの…

スイングと円

スイングは基本的に3段階あります。テイクバック、フォワードスイング、フォロースルーです。 場合によってはラケットダウンを入れて4段階にしますが、ここでは3段階ということにしておきます。 ついでに言うとテイクバックを取らずに肘から先だけで打つ場合…

肘の使い方

肘はどのストロークを打つ場合でも基礎になります。 ヘアピンやロブなど指や手首で主導する場合を除いて、強打、コントロールのどちらも肘の使い方にかかっています。 具体的には肘を支点に肘から先をしならせて打ちます。 ドライブやプッシュ、ショートスマ…

目線をぶらさない

ストロークでミスをしたり、バランスを崩すときはどういう時が多いかというと目線がぶれている時ではないかと思います。 目線がぶれるときはどういう時かというとまぜ、首を振っているときですね。 クリアが来て顎が上がってバランスが崩れる、カットやスマ…

気の長さ

シングルスの感覚として、気長にやるというのがあります。 例えばフォア奥にクリアを打って相手のストロークを待つという場合があります。 気の短い人は2、3球で必ずコースを変えてきます。 だから、そこを狙ってタイミングを合わせれば、カウンターをとても…

スイングのサイズ

スイングのサイズは大きく分けて4つです。 全身 踏み込みの反動を使って、腰を使って全身の威力で打つショットです。 オーバーヘッドは大体そうですが、必ずしもそうであるとは限りません。 基本的に時間に余裕がある場合、強く打つ場合に使います。あとはフ…

小さな展開

シングルスでもダブルスでも相手も自分も動かない展開があります。 ドライブ戦だったり、プッシュとそのレシーブなどです。 シングルスだと基本的にかわして別のコースに打てば逃げられるのですが、ダブルスではそれが難しいですし、相手がどんどん前に来て…

技の感覚

抜く ドロップや、振り遅れて打つ感じは若干抜いて打つような感じがあります。ただ、頻度としてはそこまでないです。 乗せる ヘアピンはシャトルに乗せてから運ぶようにして打つとうまくシャトルの勢いを殺せます。 こする 自分はヘアピンにスピンをかけるイ…

指の使い方

グリップの握りは小指で支えて安定させて打つ、と昔から言われています。 でも、前に知り合った強豪のコーチは違うことを言っていて、親指と人差し指で握ると教えていました。 こちらのほうがグリップの変化をさせやすく、カットをかけるときなどの多彩さが…

いかにして打ち損なうか

最近はわざと打ち損なう技術を試しています。運が良ければうまく行く程度の技術ですが、色々な視点が増えてきたので共有します。 打ち損ないについて シャトルを打ち損なうということは基本的には力を発揮しながら、それをシャトルに伝えない技術です。 つま…

大から小へ

シンプルな原則として、練習は大きく入って小さくしていくというものがあります。 初心者が最初からフェイントのような小さな動きで打つことは難しく、最初は大きく打てるようになってその後小さくしていくと思います。 この原則は初心者を超えても同じだと…