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バドミントンのメモ

気の長さ

シングルスの感覚として、気長にやるというのがあります。

例えばフォア奥にクリアを打って相手のストロークを待つという場合があります。

気の短い人は2、3球で必ずコースを変えてきます。

だから、そこを狙ってタイミングを合わせれば、カウンターをとても狙いやすいです。

そういう時に10球でも20球でも続けれる気の長さを持てると、相手に読まれにくくなります。

そもそもシングルスで絶対に狙って決定打という場面を作るのはほぼ無理で、相手がミスするかバランスを崩すまで気長に攻めるものです。

相手にとって有利な球は打ちませんが、かといって決まるわけでもないという配球を延々として、ところどころ仕掛けてみたいなやりとりをします。

なので、決まったらラッキーだし、そうでなくても次に次にという感覚でいます。

そういう気の長さがあるとミスも減りますし、相手に読まれにくいですし、相手のほうが焦って前のめりになりやすいです。そうなると相手の変化は読みやすく、決め球が来るのでそれを止めます。

練習ではがんがん前に詰めるというのも大事ですが、クリアであったり、カットであったり、角度をつけて下で触らせるという地味なストロークを薄くつなぐ感じが大事なように思います。

とはいっても逆にずっと攻めが遅いとそれもバレるので、最初は1球目から攻めたりしますが、これもたまに見せるぐらいで大丈夫です。

勝負どころでは早めに仕掛けてくる可能性があると思わせておけば、あとは気長にやって、勝負所だったり、相手が気を抜いたときに使います。

結局そういう読みをする人はどこを見ているかというと可能性を見ています。

この場合はこれがある、この場合はこれがないという形でみていて、1度でも見ているとそれを警戒します。

だから、どんなパターンであれ1回見せて、牽制しておけば十分です。

そういう見せ方をするときには気の長さというのが大事で、なんでも焦って先に仕掛けない心持ちが大事です。

先に攻めてしまうと、後から打つ手がどんどんなくなってくるということにもなってしまいます。