Keep Moving

バドミントンのメモ

部分、全体、中心

最近、研究範囲が大分広がっていて、それをどうやってまとめようか考えていました。

上から、頭、首、鎖骨、肩甲骨、肩、肘、手首、指、胸骨、肋骨……と部分があって、それぞれを細かく使う方法があります。

指で言うと、広げる、閉じる、握る、曲げる、肘で言うと回す、離す、寄せるなど。

そうやって色んな部分を最大限稼働させる練習をしてきたのですが、何となく弱々しく、またかえって動きが悪くなっている気がして、ずっと考えていました。

原因は末端に意識が行き過ぎているというのだろうというのはすぐに思いつきました。

それを防ぐ練習として、肘や膝などで打つ練習をやりました。

実際に肘で打つわけじゃないですけど、手首や指をできる限り固定して、体の力だけで打つ練習ですね。これをすると、まだ体の中心で打つ感覚が出てきました。

次に考えたのは力を発揮したい場所の最も遠い筋肉で打つ練習をしました。

例えばオーバーヘッドだと、打点から最も遠いのは右足なので、右足の先からつなげてそれを指まで順々に伝えるイメージでスイングします。

逆に足を動かすときは頭に引っ張られるイメージでつないで、胸から下が足というような気持ちで動かします。

そうやって使う筋肉を増やすイメージで動けるとだいぶ力強さが戻りました。

これらの練習をして感じたのは部分が動ける、正しい動きができるのは重要ですが、中心の力がまずあってそこに変化をつけるのが末端なのだということです。

わかっていたつもりでしたが、部分をつなげれば全体になるという考え方がやや残っていて、全体があって部分という感覚が薄かったです。

実際には全体:部分は8:2ぐらいで全体のほうが大事です。

それを感じてもう少し意識を強化しようと、手が背骨や腰から伸びているようなイメージだったり、上半身の力を抜いて意識を腰に落とすようにしています。

腰や背中、股関節を中心において、常にそこから意識が離れないようにします。

打つときや動くときは当然離れるわけですが、その時間を短くします。打って戻す、動いて戻すという意識付けをします。

そうやって中心から力を発揮して、末端はそれに付き従いつつ変化を出すというイメージが大分できてくるようになりました。

部分、全体だけではなく、意識、内・外・空間、あたりもまとまってきましたが、それはまた書きます。