Keep Moving

バドミントンのメモ

腰で見る

相手を見て構えるときの表現として、「腰で見る」というものがあります。

もちろん実際に相手を見るのは眼ではありますが、相手をじっと目で見るという意識はあまりいい感覚ではありません。

意識が上半身に上がってしまって、いわゆる手打ちになりやすいからです。

何らかのアクションをしたときに一番早く動かないといけないのは腰です。

腰が動いて、体幹が動いて、やっと手が動き出すような体の使い方が一番いいわけです。

つまり、「腰で見る」というのは相手に対するリアクションを何が何でも腰から始めるという意識付けを表す表現です。

また、腰を強調することで状態がリラックスして、重心が下半身までうまく落ちやすくなります。

そうなると動きに力強さ、安定性がでてきます。

相手はじっと見るというよりは写す感じで、漠然と視野を広く保ってみるようにします。

その上で無意識に腰が反応する、そういうイメージで動けるようになるとパフォーマンス全体がよくなるので、「腰で見る」という表現が結構気に入っています。

ちなみに下半身ならいいのかと思って、足でやったりしましたが、いい部分と悪い部分がありました。股関節は悪くなく、背中もまぁまぁでしたが、太もも、膝あたりまで下がるとよくなかったです。

この目を別の場所につけるという感覚は面白いのでやってみると楽しい技術です。