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バドミントンのメモ

考える時間、考えない時間

先日、シングルスの試合があって、予選はリーグ戦形式でした。

この地区の大会に出るのが初めてだったので、あまり自分のスタイルを知られておらず、それを利用して何とかできないかなと考えました。

予選は2試合で1試合目は使う技術を絞り込んでおいて、2試合目に使っていない技術を使えば有利にできないかなというものです。

なんですが、その1試合目で怖いストロークのない相手と思いのほか競って、最後はファイナルの1点差で負けてしまいました。

その理由はなぜかと考えていたのですが、集中力を自分で分散していたからだと気づきました。

つまり、いつもと違うストロークを使っているわけなので、戦術、戦略をどうするかを考えていて、その分体に集中できていなかったです。

しかも、ラリーしながら考えているのが最悪でした。

普通はラリーの合間に思考して、ラリー中は相手の反応や自分の体の反応をよく見て、とっさに打っていました。

いつも言いますが、論理的な思考をしながら、動くのはとても難しいです。思考する時間と、そうでない時間は切り替えて本能に任せるぐらいでないとだめです。

そこらへんの区切りがついていないまま、集中力を無駄に使い、思考優位になったのがダメだったのでしょう。

2試合目は相手が初戦を勝っていたので、逆にストレートで勝てば予選を抜けれるシンプルな条件でした。もう隠すものもないのでとにかくスピードを上げることと、相手に打たせないことだけ考えました。

そうするとかえって、どうやって変化をつけるかが見えてきて、逆にいつもと違うスタイルが自然と出てきました。

自分の中ではとにかく集中して、あまり考えていなかったのですが、不思議な感じです。

結果的にストレートで勝てたのは、やるべきことに集中できていたからだと思います。

うまく試合の中でギアを抜いたり、隠し玉をもっている選手もいるので一概には言えませんが、考える時間、考えない時間をきっちり分けること、集中力をどこに欠けるかという判断はとても大事だと思いました。

また、試合ではいつもやっていないことはやっては駄目で、やりたいことがあれば練習の時からやるべきだなというのを実感しました。