Keep Moving

バドミントンのメモ

腰を運ぶ

フットワークは手を運ぶことではなく、体幹部を運ぶことであるというのをいつか見ました。

今の自分の感覚だと、腰を運ぶというのが正しそうです。

ここらへんは結局何を中心に置くかという話で、正解はありません。

なぜ腰かと言えば、腰が下半身と上半身の中心でほぼ360度回せるからです。

手だけで行くと他の部分が付いてこず、体幹を運んでも腰が伸び切れば次の動きが滞ります。なので、腰を意識して、体を運ぶことにしています。

運ぶという言い方で書きましたが、正確には動きながら腰が360度回せる状態を保つという感覚です。

1歩、1歩ステップを踏んでいくわけですが、その瞬間瞬間で腰が伸び切らず、余裕があるように気を付けます。

そうすれば打つ瞬間にコースを決めて打ち分けることができますし、そのまま次に行きたいところに止まらず動けます。

動きながら常に構えを崩さないという言い方をすることがありますが、その延長で腰を殺さずに動くようにします。

スイングするときも剣道の残心ではありませんが、そのまま次の動きにできるような状態でスイングを終えていることが理想です。

最近まで360度ということだけを意識していましたが、その結果体幹部、上半身に行くようになりました。

そうなると、手打ちになっているというか一押しが足りずにネットにかけたり、ちょっと押し込まれるような感覚になっていました。

そこで腰を活かすようにして、意識をするとレシーブからの強打、変化が安定するようになったので、こういう形になっています。

勿論腰の回転だけだと、複雑な運動はできません。

なので、腰の回転を全身に伝えつつ、細部をそこに合わせるという動きになると思います。

腰を運ぶというのはそのための準備というか、軸というか、中心を作る意識になります。