Keep Moving

バドミントンのメモ

大から小へ

シンプルな原則として、練習は大きく入って小さくしていくというものがあります。

初心者が最初からフェイントのような小さな動きで打つことは難しく、最初は大きく打てるようになってその後小さくしていくと思います。

この原則は初心者を超えても同じだと思います。

例えばトレーニングと試合の関係が近いです。

レーニングは小さく鋭く体を動かすよりも、ダイナミックに大きく関節を動かします。

この時のポイントは有効な可動範囲から可動範囲まできっちり動かすことです。

また、体をまとめて動かすというのも勿論なのですが、それと同時に各部をバラバラに伸ばすという動きになります。

背中なら背中をしっかり伸ばし、腕であれば腕をしっかり使い、そこに他の身体を付いていかせるようにします。

このようにトレーニングでは全身の各部が最大限働くように伸ばしたり、こねたりします。

一方、試合でのストロークは振り回したり、伸ばしたりはしません。

中心軸、腰を使って体をまとめ、中心から必要な分だけの力を使います。

動きは小さく繊細に動かし、角度の変化に多様性を持たせます。

大きな動きに比べると安定的で、力ではなく柔らかさに力点を置きます。

小さな動きのポイントは全身をきちんとまとめ、全身でもって小さく動くことであって、体の一部を動かすことで小さくするわけではありません。

このように動きの流れは大きな動き、大きく部分が働くようにして、それを小さく正確にまとめ上げるというものになります。

レーニングをしているときには、動的なのか、静的なのか考えて使い分けると、便利な時があります。

何か新しい技術を使う時も似たような発想で、ポジショニングなどを学びたいなら最初は極端に動いて、そこから小さく動くようにします。

最初から小さいと調整が難しく、適当な場所をつかむことができません。

戦術でも、メンタルの調整でもなんでもいいですが、まずは大きく大胆に挑戦し、そのやりかたを正確にしていくのがいいと思います。