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バドミントンのメモ

練習の組み立て

上から考える

基本的に練習はなりたい姿を考えて、そこに近づいていくために行うものです。

そのため、なりたい姿を意識しない練習はどこかおかしいと考えていいと思います。

例えば、トップ選手がこういう練習をしているからとか、部活ではいつもこういう練習をしているからというメニューありきの練習になることはよくあります。

そうではなくて、勝つための戦略があって、そこから逆算して詰めていくのが練習のスタートだと思います。

なので自分はどうなりたいのか?という大きな視点について、常に考えなくてはいけません。

大胆に組み立てる

同じような理由で練習はまんべんなく欠点を埋めるよりは、大胆に組み立てるほうが効果的です。

攻撃練習をしたから、次は守備練習をして、それも終わったからサービス練習というやりかたよりも、攻撃力をつけるというところで色々なパターンの攻撃練習をしたほうがいいです。

まとまった時間をとることで1つの技術、戦術について考える時間が増えますし、人の体は繰り返し練習しないと覚えません。

もちろん、ずっとスピード練習、スタミナ練習は肉体的に難しいのでそういった面でのバランスはありますが、テーマは一貫していたほうがいいと思います。

組み立てるということはバランスをとるというよりは優先順位をつけるというほうが近いです

仮説と実験

上から考えてそこに近づくために練習するとは言いましたが、そこに至る道のりはわかりません。攻撃力にしても、

  • ポジションを前にしてみる
  • 角度を変えてみる
  • フェイントを増やしてみる

というようなチャレンジをしながら有効なものを探るプロセスになります。方向性は決まっていても、具体策はやりながら調整します。

なので、練習も計画通りに進めるというよりは、実験しながらいい方向を探していくというほうが近いです。

理想と現実

計画を立てる上で重要なのは自分のことを観察して、それを利用して計画することです。

多くの人は計画を立てると理想的な計画を立てます。1日に毎日4時間練習して、1週間で技術を身に着けて……と1か月でやることがなくなるような計画です。

夏休みの宿題ではありませんが、大体計画通りに行きません。

計画は理想ではなく、自分がどうなるかという現実的な予想に近いです。

そのため、自分の性格、自分の考え方、時間の使い方などを踏まえて、それでもうまくいくだろうというような計画を立てるようにします。