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バドミントンのメモ

武術研究

 せっかくの休みなので、武術の本を眺めて研究していました。武術の紹介ではないので、あんまり細かいことは書きませんが、バドミントンに通じることだけ紹介します。

攻防一体

 武術の体運動は受けと、攻めの境界がありません。もちろん、技術的にはありますが、最終的には攻防一体、受即攻の境地に至ります。

 受けてチャンスが来たら攻撃というよりは、受けた瞬間に攻撃しているというような速さです。

 バドミントンで言えばレシーブしながら前にでてそのまま潰して勝つというような展開になります。ダブルスだとたまに見かけます。

 これは展開の速さであって絶対的な速さではないので、誰にでもできる戦略でバドミントンでも可能かなと思います。誰もがやるべきではないですけど。

 自分もシングルスの得意パターンで、バランスを崩したレシーブから結構すぐにジャンプスマッシュに切り替えれます。最近はみんなあまり早く触らせてくれないですけど。。

構えをつぶす

 普通はバランスを崩してチャンスボールを待って、叩くみたいなやりかたが普通ですが、ある武術はその上を行きます。

 相手の構えに飛び込んでいってそれをこじ開けて叩きます。自分から仕掛けて自分で決めるというやりかたなので、究極の攻撃ですよね。

 こっちのスタイルは今はできませんけど、攻めの練習をするならこういう気概でやりたいですよね。

捨己従人

 こちらは太極拳ですね。太極拳のスタイルは相手にとにかく合わせます。相手が早ければ早く動いて、遅ければ遅く動きます。

 ただ、合わせると見せかけて少しだけずらして相手のバランスを崩してしまいます。

 相手に合わせているだけなので相手にこちらの情報を全く見せないのですね。だから、相手はこちらをコントロールできないですが、こちらはできます。

 完璧な受け潰しのやり口でこれをもって無敵と称するのが太極拳のやり方です。

 相手に合わせるので自分を捨てて流れに身を任せるという心が必要で、精神的な強さがありますね。一部の合気道もこれに近い思想です。

 逆に相手が早ければ遅くして、遅ければ早くするみたいなスタイルもありますよね。

 これも精神的な問題で早く動きながら遅く返すのでとても難しいですね。技術的にもですが。

変化

 やり口としては打ち込む瞬間に支点を変えて力の方向を強引に変えてしまうというものです。

 八卦掌あたりが得意な技で足、腰、手でそれぞれ方向を変えて打ち込みます。当たる直前から全く違う方向に変わります。

 バドミントンで言うとオーバーヘッドのフェイントに近いですかね。ただ、種類と変化の数が違います。

 足だけで変化、腰だけで変化ならそれなりに多いやり方ですが、全体で変えれるのはここぐらいかも。

 曲線的に変化させるのが八卦掌的で、直線から最後に変える武術もあります。

一言

 踏み込みの技術とか、意識の使い方とかも自分はここらへんから結構拝借しつつバドミントンっぽくしています。

 そもそも構えが中心の練習法なんて完全に中国武術系統ですよね。套路はやりませんけど、素振りはやりますし。

 空手、柔道はエピソードと背景ぐらいは研究していますが、そこまで技術的な探求はしませんね。

 今は大雑把な理解ですが、これからうまく固まれば詳細な研究に進みたいところです。