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バドミントンのメモ

Ginting選手について(中国オープン)

 桃田選手が負けたと聞いて、1ゲーム目だけ流してみてました。

ラケットワーク

 Ginting選手のラケットワークは非凡だなと思います。ネットで桃田選手がフェイントにここまでかかるのは中々みません。

 ハイバックでつなぎながらほとんど不利になっておらず、レシーブでクロスドライブ、ショートクロスでエースに近いストロークを作っています。

 比較的読みでレシーブをしている(ように見える)桃田選手にとって、あんまり得意なタイプではないのかもしれません。

フットワーク

 フットワークはバランスがいいです。打った後どこにでも動けていて、桃田選手にいいレシーブされてもさほど気にしていません。

 でも、身体能力的なものに見えますね。スピードを維持して、どんどん動くので技術的には桃田選手のほうが素晴らしい気がします。

 ただ、スタイルに合ってはいるので、はまったらいい感じなんだろうなと。

総合

 全体的にパワーとフェイントで押す高校生に近いスタイルな気がしますね。レシーブもカウンターを狙えてうまいですが、めちゃくちゃうまいわけでもなく、攻撃でラリーを作るタイプみたいです。

 ずっと攻撃できるという意味ではある種の完成系に近いですよね。ネットで上げさせて、打ってもう一度みたいなやりかたはシンプルな分、対策が辛いですよね。

 ドライブも強いですし、低いロブもつぶせるしで、工夫がことごとく対策済みみたいな感じがしました。

 そういう意味では戦術を変えれば突破口が見えるというよりは、技術的な課題を克服しないとこういうゲームが続くように思います。

 フェイント気味のネットへの対策が一番簡単そうですが、どうでしょうか。