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バドミントンのメモ

アンソニー・シニスカ・ギンティン選手その2

 桃田選手に続き、チェン・ロン選手にも勝ったとか。

 試合は見てませんが、1月?の試合でも勝っているんですね。

 昨日、スマッシュ、ネット、ドライブ、フェイントあたりを中心にした攻撃型だよと書きましたが、全部テクニック的なんですよね。

 力が強い、スピードが速いという質ではなくて、コースがかなり良くて、角度をつけるのがかなり上手です。

 スマッシュはストレート、クロスにかなりピンポイントに、まったくわからないフォームで打ってきます。桃田選手は比較的、途中でシャトルを止めてレシーブするタイプなので、コントロール系のほうがレシーブが苦手そうな気がします。

 逆に、リー・チョンウェイ選手やリン・ダン選手は返せる可能性があります。彼らは横に守備範囲が少しだけ長いので。

 どちらにせよ、テクニカルな基盤の上にパワー・スピードを乗っけている感じなので、とても好感度が高いです。

 あとは1歩1歩の安定性、方向転換が素晴らしいです。こういう系統でいうと、SON WANG HO選手も近いですが、もう少し軽い気がします。あちらはもっと確実性を重視しているので。

 だから、スマッシュを打っても、ハイバックを打ってもほぼ姿勢が乱れないので、そこから展開できます。そもそもラケットワークもいいので、下で打ってもそこまで苦戦はしませんが。

 こういう確実なタイプは逆に早い相手に押されると厳しそうなので、シー・ユーチ選手あたりだとどうでしょうか。

 技術的にはかなり正統派で好みですね。

 昨日も書きましたが、こういう動きをみると田児選手のレシーブ動きの安定性は世界でもトップレベルだったんだよなぁとしみじみ思います。水準的にはかなり近いですね。