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バドミントンのメモ

動画研究(2018/8/8)

桃田選手の変化

 なんとなく2015年ぐらいの試合と、最近の試合を比較しながら何が変わったのかなぁと比較しながら見ていました。

 「フィジカルトレーニングをして、パワー、スピード、スタミナが向上した」的な話が聞こえてきているので、早くなったのかなと思っていました。

 でも、見ている感じだと、2015年ぐらいでも普通に今と顕色ないスピードはあるんじゃないかなと感じました。

 むしろタッチの速さと攻撃性はおそらく、2015年のほうがあったように見えます。ただ、そこまで効果的ではなかったです。

 コースを変えていて、上で触っているのに、相手があまり下で触ってくれないので、カウンターから失点していくというのがある種のパターンでした。

 今は逆でそこまで早く打っていないのに、相手の反応が遅れるという不思議な感じです(フットワーク自体は相変わらず早い)。

 一つはレシーブがよくなって、スタミナもついたので、たぶん無理して攻める必要がなくなったというのはあるかもしれないですね。

 ゆっくりラリーをしかけてチャンスを待つというやり方ができるので、常に早いテンポで勝負するよりミスを減らして、コースも確実につけるというか。

 あとは一瞬だけ間ができた気はします。今もまったくためずにパチンと打ったりしますが、基本的には一瞬だけ足を踏むタイミングが長いかなぁ。

 レシーブが安定しているのもそこらへんが影響していると見ます。

 なので、自分の見方としては「パワーと、スピードを鍛えてもとても大きな恩恵を受けた」ということはない気がします。そもそも、フットワークとストロークは技術的な体の使い方が大きいですし。

 スタミナとレシーブ技術、あとは打つ瞬間のバランス感覚がよくなったのかなと思います。

トップ選手の見え方

 比較してみるというのはとても難しいですね。3年前とは全然違うバドミントンをしているかと思えば、そこまで変わらないという。

 本当に微妙な違いが、とても大きな結果を生むんだなぁと思ってびっくりしました。そういうのがきっちりと見えていないので、強い選手の微妙な工夫を見抜けるようになりたいですね。