Keep Moving

バドミントンのメモ

型にはめる、自然にやる

動きを教えるときには大きく分けて2つのやりかたがあります。

1つは型にはめるやり方で手の角度、脚の角度、ラケットの出し方、グリップの握り方まできっちり教えて守らせるやりかたです。

もう1つは何も教えずにこんな感じでという感覚だけを伝えるやりかたです。

どちらの指導をするコーチもいます。

前者のやりかたをするチームは技術的には優れたテクニックを持っていることが多いです。

後者のやりかたするとやや個性的な打ち方になりますが、対応しづらい軌道やわかりづらいフォームを持っていたりします。

バドミントンにはこうすべきだという要求はありますが(フォームは見えづらくないといけない、最短でレシーブするとか)、それ以外は特に制約はありません。

個人的な経験で言うと、中級者以上には型にはめるやり方のほうが教えるのが簡単です。また、即効性があります。

ただ、初心者に具体的に教えすぎると難しすぎて不自然な動きが身についてしまうように思います。

1つを直せば、他が崩れてしまうというような感じで、これだといつまでたっても終わらないので、それなら「強く打って!」「とにかく前で」というようなアドバイスぐらいしかしません。

中級でも感覚でこれまで来た選手だったり、難しい技術だったりもあんまり型で言いません。

そういう意味で教えるとき、自分で技術を考えるときにどういうやりかたで技術を作っていくかを考えるときに、この分類が役に立つのではと思います。