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バドミントンのメモ

まんべんなく打たない

配球の考え方として、できる限り球を散らすというのは一つのアイデアとしてはあります。

実際自分もどちらかというと読ませないことに焦点を置いているのでこのやり方に近いです。

ただ、相手が強ければ強いほど違ううスタイルで行くときもあります。

極端に言えば、得意な球しか打たないです。クリアもカットもスマッシュも切れていれば最高ですが、攻撃が通じないと思えばクリアが9割ぐらいの時もあります。

それは1番自信のある球がクリアで、それを正確に入れ続けている限りマイナスにはならないという判断があるからです。

これは極端にしても相手によってはストレートカットを打たなかったり、ボディスマッシュはなくすということは普通にします。

つまり、自分にとって得意で、相手に少しでも不利にできる球があるなら、それしか打たなくてもいいということがあるわけです。

球を散らすのはそれによって迷ってくれればいいという判断ですが、その選択肢すべて有効でない限り意味はありません。

先日のイングランドオープンの決勝のアクセルセン選手はスピードを上げてのジャンプスマッシュと、ロブを多く使っていて、比較的単調でした。

実際桃田選手はネットが強いうえに、全力の強打しか有効打にしていませんでした。なので、作戦としてはこれしかないよなぁと思ってみていました。

逆に、自分が格上なら逆で相手に絞らせない、色々な得意な分野で勝負して、まんべんなく相手の弱点を突くのがいいと思います。格上ということは総合力で勝っているわけですからね。

配球というのは何となくコートを広くというニュアンスを感じますが、実際は狭い極地戦のほうが多い気がしています(そもそも選択肢は3つぐらいあれば十分ですし)。