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バドミントンのメモ

女子と飛びつき

昨日、女子高校生のインターハイ予選を見てきました。前に教えていた中学生が高校生に上がったので、見に行くのが目的でした。

印象としてはとにかくパワーとスピードを鍛えた選手が多いなというところでした。

2回戦以上の選手のほとんどがフォア奥やバック奥で飛びつきながら、クリア、カット、スマッシュを打っていました。

打ち方は肘から先で弾くような打ち方でテイクバックは少な目でした。チャンスボールでなくても、打点にしっかり入って打つという打ち方はほとんどしていませんでした。

それとネットもタッチを早くして押し込むような打ち方で、ためたりずらしたりはほとんどしていませんでした。

そこで感じたのは技術的な認識が少し違うかなぁというところでしょうか。

飛びつきをすると打点は多少横気味になるのですが、そこらへんに慣れていないのかコントロールが若干甘い気がしました。

ジャンプしているのに、手先で打っているので強さがタメを作れていないし、もう少し強い球を作ることもできるような印象もありました。

女子が男子のスタイルに近づいているのはずっと前からの傾向ですが、飛びつきの打ち方、良さを十分に発揮できていない感じでまだ形だけに見えます。

ジャンプするというフットワークだけではなく、打点や力の伝え方、タメあたりもうまくできるともっと良くなると思います。

逆に教えていた子は飛びつかずに回り込んで打つ、山口茜選手のようなスタイルでした。

スピードもないので付いていけるのかなぁと思っていましたが、技術では圧倒的だったのでそこらへんで勝ち切れました。

上まで残っていてもフェイントだったり、きれいなネットだったり、タメだったりという技術を持っていない選手が多かったので、逆に技術を使われると対応できないようでした。同じフェイントに最後まで引っかかってくれたので展開が楽でした。

個人的な思いとしてはもう少しスピードとパワー重視というよりは、そのなかで技術を磨かないとバドミントンのうまさみたいなものはつかないんじゃないかなという気がします。

逆に回り込むよさ、しっかり入るよさみたいなものを再認識できてよかったです。