Keep Moving

バドミントンのメモ

リラックスして!

先日、試合で「もっとリラックスして!」というアドバイスをしているコーチを見ました。

もしかすると適切なアドバイスだったかもしれませんが、実際こういわれたときにどうすべきなのかなと考えます。

こういうアドバイスを送られる状況というのは、チャンスボールをネットに引っ掛けたり、強振してミスヒットするような場面が多いと思います。

この場面で文字通り、力を抜いてリラックスすればいいのか、脱力状態になればいいのかなというと違う気がします。

求められているのは、普段通りにプレーすること、気持ちを先に行かせずに冷静に状況を見ることだと思います。

練習などでは気持ちと動きが一致していることが多いと思いますが、試合になると気持ちが焦って二つがバラバラになるのでミスをします。

その時の対策としては、ルーティーンが有効だとされています。

ガットを整えたり、シャトルを整えたり、呼吸を整えたり、視線を遠くに向けるといったルーティーンがあります。

ルーティーンというと大げさですが、ポイントは1つで何かに集中することです。

視線であったり、呼吸であったり、体感覚であったりに集中することで、気持ちをコントロールします。雑念を消すために、他のものに集中するということですね。

そのままラリーに入っても集中をコントロールして、やるべき作戦とやるべき運動をコントロールします。

そういう状態に入ることができれば、意識的なミスはかなり減るんじゃないかなと思います。

なので、「リラックスして!」というアドバイスは筋肉の緊張弛緩について言っているのではなく、集中のコントロールの問題だと自分は考えています。

勿論場合によっては、体自体が硬直していることもあるかもしれませんが。。