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バドミントンのメモ

スポーツと情報戦

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野球のイチローが引退会見で、今の野球は頭を使わなくなってきているという趣旨の発言をしました。

MLBを初めとして多くのプロスポーツはデータと統計の世界になりつつあります。

MLBは相手の打球傾向を見てシフトを引き、ヒットになる確率の高いフライ・ライナーが支持されます。

バスケットボールは成功率と得点効率が高い3Pシュートの比重が大きくなっていることが示されています。

サッカーについても攻撃、守備の割合がどのくらい勝ち点に貢献するかという研究がだいぶん進んでいると言います。

スポーツの世界は直感よりデータと統計に従ったほうが効率のいい世界に移っているのはまず間違いないと思います。

バドミントンでも山口茜選手あたりが、今の試合は大体同じ相手と当たって研究勝負になって楽しめていなかったという趣旨の発言をしています。

詳しくは知りませんが、研究の話はちらほら聞くので対戦相手の研究をデータや諸々を活用して勝負しているのは間違いないかと思います。

いつも見ている方はわかると思いますが、自分も相手の配球コースを覚えていって大体11点ぐらいには相手の傾向はほぼ言えます。

なので、発想的には情報戦に近いものがあるので、データを使った研究は有効だと思っています。

面白くないのであまりやりませんが、動画などをとって数学的に処理をすればよりはっきりとした傾向をとれると思うので、対戦相手がほぼわかるケースは似たアプローチをすれば勝つ確率をぐっと上げれそうです。

相手の研究もそうですし、ストロークの多様性もデータが普及すれば減っていくように思います。大体決定率の高い2,3個の球種があればいいとすれば、それだけを練習すればいいというので効率もよくなりそうな気はしています。

効率のいいフォーメーションも出せるのかもしれません。

とりあえず言いたいことは一つで、世界がそういう方向に向かうのは間違いないので、それを認識しようということです。

研究されるのが嫌なら研究されにくい配球や打ち方をすればいいですし、勝ちたいなら研究の方法をより洗練すべきです。あるいは、勝ちにつながるストロークは何かをデータで突き詰めてみてください。

どういう道を行くにしろ、勝負に徹するとそういう世界が待っているということを知っておくと役に立つと思います。