考えさせる指導

　もっと考えさせる指導をしてほしいという旨のことを言われて、性格的にも年齢的にも多感な選手なので分からないでもないなと思いつつ、そのための準備がちゃんとできているんだろうかという懸念があります。

　考えるということは自由に考えるわけではなく、自分が持っている道具をどう組み合わせるかということであるので、道具を持っていなかったり、あるいはその道具の価値を知らないとすれば何の意味もないのではと思うのです。

　また、相手の選手の癖、物理的なシャトルの動き方、自分の動きからもろもろの知識があって成り立つもので。そこらへんの前提を満たしているのかなと少し感じました。

　個人的には技術の質、戦術理解度がまだ足りていないと思うのですが、そこらへんってどうやって成長していくものなんでしょうね。

追記

　教える際にはたぶん技術と戦術のレベルばかりみていて、メンタルを考慮したり、責めたりすることはあまりないですね。

　経験上、それが明らかに弱い選手はいて、今の選手も安定していないのは確かですが、教え方が難しくて避けてますね。あとは、体力的なこともあまり言わない。

　そういう細かいところまでいかないと、選手としても指導者としても大成は難しいのかなと思いつつ、どうすればいいか考えるも避けている気がします。どうしましょ。