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バドミントンのメモ

動画研究(2018/7/22)

動画みて勉強

  Ratchanok INTANON選手と奥原選手の試合を見ていました。教え子のレシーブに課題があるので、今回はそこの確認を中心に。

レシーブのコース

 大体、センター方向が多く、次いでクロス気味のカウンター、ぎりぎり触ったらストレートという配球が最も多かったです。

 たぶんですけど、クロスネットやクロスロブで追い込まれるのを嫌っているんじゃないかなぁという当たり前の感想です。つまり、できる限りリスクを取らない方向の守備意識ですね。

 チャンスだとクロスにも打っているので、甘くなったらスマッシュを打つぐらいの堅実なやり方だなぁと思います。姿勢が悪い時にはほぼ無理をしません。

 ほぼネットに切っていて、次いでたまにドライブ、ロブ系はあんましなかったですね。

 わかるんですけど、指導する側としては強打から入って緩めていくというほうがレシーブの確実性を高めるという意味ではいいと思っているので、とても悩ましい結果です。

 強打を打とうすれば足をつけて打つほかないので、きちんとした姿勢で入りやすいのです。でも、試合であまり使わない技術を熱心に教えてもという気持ちもあり。

 育成年代なのでまぁ今はなんでもできるようにしておいて、こういう戦術周りは実践年代のコーチにでも教えていただくのが正解だろうなぁ。

レシーブのフットワーク

 丁寧だなぁと思います。具体的に言えば、逆の足を確実に寄せています。つまり、体ごとシャトルに近づくような打ち方です。

 対局は足だけ、手だけシャトルに寄せるようなレシーブで、これはコートサイドには届かないし、コースの打ち分けもできず、シャトルを殺すのも難しいです。

 なので、基本に応じたレシーブができていますね。ずっと思っていますが、奥原の動き方は男子の今流のフットワークをベースに、ジャンプ量を減らしたくらいの違いしかない印象です。

 しいて言えば、姿勢を低くする腰が低いまま動く技術は一流だなぁと。沈み方がとてもきれいです。

 こうやってみるとあんまり男子のコーチと女子のコーチを分ける意味はそんなにない気がします。戦術は違いますが、技術的にはほぼ一緒です。

今後の研究

 ネット周り、サーブレシーブ周りはもうちょっと見たいかもしれないです。

 でも、男子と技術的に近いとなった以上、今後は男子と女子の戦術は近づいていくかもしれないなぁと思うので、そこからもうちょっと女子に応用できる技術がないかもう少しみたいですね。

 一応現役なのですが、なんか最近は指導者みたいな語り口になっちゃっていますね。